「伴ネットやいま」の歩み


神様から「バンソウの種」を託された使者が石垣島にやってきました。

これが、伴ネットやいま誕生のきっかけです。

 

 

 使者の名前は大見謝辰男さん、沖縄伴走ランナーネットワーク現会長です。

 2006年、大見謝さんは八重山支部長兼支部会員一人で活動を始め、その年の10月に初心者ジョギング教室、11月に視覚障がい者伴走伴歩ボランティア育成講習会を開催し、バンソウの種をまき始めました。

 

 種はポツポツと芽を出して順調に育ち、2007年2月沖縄伴走ランナーネットワーク・八重山支部『伴ネットやいま』が設立されました。同年5月の八重山地区身体障がい者スポーツ大会では、八重山で初めてロープでの伴走種目が設置され、これまで何もなかった石垣島に大きな「バンソウの花」が咲きました。そして、石垣島マラソン、やまねこマラソンなど伴走活動が広がっていき、視覚障がいランナー(以下、ロープランナー)の活躍が新聞にも大きく掲載されるようになりました。

 

 2008年には一般市民を対象にフルマラソン完走講座を開講し、全く走ったことがない人や、300mで息切れを起こしていた人がフルマラソンを完走できるようになりました。そして、視覚障がい者と一緒に週2回の練習会に参加することで伴走を身近に感じ、興味を持った受講者達が次々と入会を希望し会員が増えていきました。

 

 2009年は、会員を対象とした伴走伴歩講習会を開催し、マラソンシーズンに入る10月頃まで、伴走の練習も兼ねて月に1回アイマスクでの練習会を行いました。

 

 2010年現在、会員は37名。4名のロープランナーと伴にランニングやウォーキングなどをそれぞれのペースで楽しんでいます。毎月1回意見交換会で親睦を深め、マラニックなどのイベントを企画したり、楽しそうな行事を見つけて参加したりいつも賑やかに活動しています。

 

 

 

 まだまだ未熟な「伴ネットやいま」ですが「バンソウの花」を絶やすことなく少しずつでも増やしてけるように、これからも元気に活動していきます。

 

2010年12月   事務局     


伴ネットやいまの成長記録


八重山ほろ酔い日記」 伴ネット会長 大見謝辰男