荒谷淳子(千葉県)
石垣島マラソン大会に参加した、千葉県市川市のロープランナー荒谷です。
大見謝ご夫妻をはじめ、伴ネット八重山支部の皆様には大変お世話になりました。
おかげさまで、私のテーマである「楽しくフルを走り切る」ことができました。
100%燃焼し感動したので、疲れも飛んで行ってしまいました。
予想と違って、低温、強風でしたが、大勢の方から応援の声をかけていただき、マラソンには良いコンディションでした。海の音、サトウキビ畑のざわわざわわという音や刈り込む音、鳥の声、牛小屋や製糖工場のにおい、テリハボクの並木、スイカ、アセローラ、おにぎり、みんな元気をくれました。
前日には雨の中を糸木さんが車を出してくださり、全コースを下見し、18キロ地点から3キロ程、伴走者の大見謝さんと足合わせをした事が、緊張せずに走れた要因だと思います。
伴走者さんに望む事は、安全や技術はもちろんですが、ロープランナー自身がどんな走り方をしたいか、今、どんな体調なのかなど、何でも話せる関係を持てる事が一番大切だと思います。
そうでなければ、命を預けて思い切り走る事はできません。
竹富島にも渡り、観光しました。ゴール後の懇親会では、石垣島の視覚障がい者や北海道から参加された太田さんたちと夜遅くまで楽しく情報交換をしました。
また、八重山毎日など新聞にも記事が載った事で、伴走への理解が深まる事でしょう。
私は地方の大会へ参加する場合、できるだけ一人旅をしています。それは、自分のスピードで歩く事で道筋を覚える、大勢の人と偶然の出会いがある、視覚障がい者を理解してもらうチャンスとなるからです。
今回の3泊4日の旅も、家を出てから地下鉄、羽田空港、那覇空港内のレストラン、石垣空港、チサンホテル内のフロント・レストラン・売店、みね屋工房、居酒屋、タクシー、コンビニ、花屋、洋品店、文房具屋、通行人、etc. 勇気を出してお話しました。
「あのぉ お願いがあるんですが。○○はどこですか?」
「ごめんなさい。わかりません」
「そこで待っていて。聞いてくるから」
「ご一緒に行きましょう」
など、温かい反応が返って来ました。
ほんとうに大勢の方から真心をいただき、つつがなく旅を楽しむ事ができました。
ありがとうございました。
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