第121号 2017年1月15日

10年目のお正月

八重山支部長  平良 常 

綾羽(あやぱに)ば生(ま)らしょうり 

ぶぃる羽(ぱに)ば 産(すぃ)だしょうり

(羽の美しい鷲の雛を孵えしてください 育てあげてください)

 

 八重山ではおめでたい席などの座開きで歌われる「鷲ぬ鳥節」(ばすぬとぅりぶし)の一節です。石垣市大川、与那国御嶽の初代司「仲間サカイ」は御嶽の大木アコウ木に鷲の鳥の巣作りを発見して観察を続けていたそうです。サカイが50歳で人頭税が免除になった1762年、日もあろうに誇らしい元旦の朝、親鷲と共に飛び立って東方目掛けて勢い良く飛んでいく子供の鷲を見たということです。

 

 あけましておめでとうございます。

酉年の今年の正月はひときわ特別な思いで迎えています。70歳で伴ネットやいまに入会しましたが、今は80歳です。10年は長いようですが、本当に短く感じています。今年度は創立10周年の記念行事を含め、年度初めに立てた計画も順調に実施されています。これも会員みなさまのおかげです。こういう活動実績が認められ、八重山毎日新聞「新年号」にも大きく取り上げていただきました。これからももっと多くの方に活動を知っていただいて、一人でも多くの方に参加していただきたいと思います。

今年も石垣島マラソン後に行われる「全国伴走仲間交流集会in石垣島2017」をはじめ、まだまだ10周年記念行事が続きます。勢い良く飛ぶ鷲ぬ鳥のように元気に活動してまいりますのでよろしくお願いいたします。

 

石垣島マラソン

 来る1月22日(日)、第15回石垣島マラソンが石垣市運動公園陸上競技場を発着として行われます。

 前日21日(土)、17時より伴ネットのテント設営をしますので男性陣のみなさまお集まりください。その後、18時より居酒屋北海童夢Jr.にて石垣島マラソンの顔見せ会を行います。みなさん、八重山そばでカーボローディングして石垣島マラソンに臨みましょう。

 マラソン当日のモデル・スケジュールをご紹介します。ゆとりのある行動が鍵です。

500 起床。洗面後、軽い散歩。

545 朝食。時間をかけご飯をよくかんで。

730 集合。

740 全員でストレッチ

755 ミーティング、着替え、トイレ

    個別にウォーミングアップ

830 スタート地点へ移動

845 スタート地点で開会式

900 フル・24キロスタート

伴走チームの紹介です。

★フル

中村雅也(大阪) + 増川育代(石垣市)

斎藤千穂(東京) + 山田晴菜(神奈川)

安藤隆晴(兵庫) + 東長田典一(石垣市)

青竹レイ子(福井)+ 伊佐真彦(沖縄)

★24キロ

石 有里(東京) + 齊藤弘美(石垣市)

斎藤玉貴(山形) + 玉盛拓美(石垣市)

西依政雄(福岡) + 進藤 充(埼玉)

★10キロ

狩野 昇(群馬) + 干川 明(石垣市)

大浜用忠(沖縄) + 前底正之(石垣市)

浦浜元光(石垣市)+ 池宮城聡(沖縄)

 

本部だより(80)やいま10周年記念

最後にカメは勝つ

沖縄伴ネット会長 大見謝辰男

 明けましておめでとうございます。また、やいま支部結成10周年、おめでとうございます。本部だよりは、私が10年ほど前、石垣島に単身赴任していたころのエピソードを投稿しています(敬称略)。

伴走者が増えて活動が安定した2008年6月、やいま支部は一般市民対象にフルマラソン完走講座を開講しました。翌年1月の石垣島マラソン大会完走を目指し、20名が応募しました。シューズの履き方やアップダウンのフォームなど、基礎から徹底的に学習しました。

 カメのM子は、練習会ではいつも私のそばについてその日のペース配分やメニューを目標通りしっかりこなしていました。一方、他の参加者、やいまのメンバーは思い気ままにどどどとペースを上げて走り、私とM子はいつもおいてきぼりの最後尾でした。

 毎月第一水曜日月例飲み会のある夜、私はI代やT子など、やいま女性幹部4名に取り囲まれました。「なんでいつもM子とくっついて走っているのよ」というクレームでした。私は毅然と答えました。「M子は予定の練習ペース配分通り走っているナンバー1の優等生である。ペース配分を守らない皆さんがおかしい」と。

 石垣島マラソン大会応募が始まった後の試走会でも、女性参加者から「M子はフルマラソンにエントリーしたそうよ。完走できるかね」と疑問が投げかけられました。私はきっぱりと「完走できます」と答えました。

 大会1月前に最長試走会32km。私が設定した完走ペース配分にぴったりついてきたのはベテランのY子とカメのM子二人だけ。残り参加者は、いつものように気持ちよくどどど走。この日、暑かったせいか、早々とリタイアするメンバーがほとんどでした。私たち3名チームは、先行したリタイアメンバーをしり目に、無事に完走しました。

 もちろん大会本番でも、Y子とM子が完走講座でのワン・ツーフィニッシュでした。沖縄本島に戻っても毎年NAHAマラソン完走講座を開講していますが、「最後にカメは勝つ」「信じる者は救われる」を強調しています。

 

ニュースありくり

☆12月3日(土)、石垣市健康福祉センターにて福祉まつりが行われました。ふれあいステージでは平良支部長はじめ、浦浜さん、小浜史江さんが三線を弾き座開きとなりました。福祉まつりの練習をきっかけに常先生の三線教室は全6回続けられます。

☆12月7日(水)、源総本店にて忘年会を行いました。ナリさん、浦浜さんがいつもの歌を披露してくれ盛り上げてくれました。

☆12月18日(日)、バンナ公園ホタル街道近くの施設をエイドにした周回コースで「バンナぐるぐる走」を行いました。各々が自分のペースで歩き走りました。あちこーこーの天ぷらなどの差し入れも届き、おしゃべりしながら歩き、走り、飲み、食べて楽しい一日を過ごしました。

☆1月8日(日)、練習後に役員会が行われました。石垣島マラソン前日、当日の役割確認など行いました。

☆石垣島マラソン終了後、18時より美崎町「錦」にて全国伴走仲間交流集会in石垣島を盛大に行います。ふるってご参加ください!

 

1月・2月の練習予定など

☆毎週水曜日18時30分、真栄里公園集合

☆毎週日曜日 8:00集合

1月

15日 バンナ公園南口駐車場

21日 石垣島マラソン受付、テント設営

22日 石垣島マラソン

29日 バンナ公園南口駐車場

2月

 5日 バンナ公園南口駐車場 

12日 バンナ公園南口駐車場

19日 バンナ公園南口駐車場

22日 社会福祉大会

 

26日 バンナ公園南口駐車場